クラウドワークスとランサーズ・パソコンでライターの仕事を始めるならどっち?【今までの経験から考察】
私はブログを始める前にしばらくライター業をしていて、そこで使っていたのがクラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」と「ランサーズ」です。
今回はライターの仕事に絞って、クラウドワークスとランサーズのどちらを選ぶと良いのかを解説していきます。
クラウドワークスとランサーズの概略
クラウドワークスとランサーズの共通点
買い手と売り手が安心して取引できるような仕組みを作ってくれるサービスで、オンライン上で仕事相手の信用を測りやすい仕組みになっています。
また、どちらも登録は簡単でスマホでも利用可能(パソコンのほうが操作しやすい)なサービスです。
利用手数料もほとんど同じで、10万円以下の仕事は約20%の手数料で、それ以上の金額だと手数料は徐々に下がっていくようになっています。
副業として隙間時間に作業したり、フリーランスになった場合にも案件を取るために活用できる懐の広いサービスです。
クラウドソーシングのメリット・デメリット
メリット
お互いクラウドソーシングのサービス上でやり取りを行うため、安心かつ確実な仕事を進めることができます。
特に仮払いのシステムはしっかり報酬が貰えることを担保してくれます。
また、多くの仕事を見つけることができるため、収入も安定しやすいというメリットもあります。
デメリット
デメリットとしては、中間手数料を取られてしまうという点が挙げられます。仕事の種類にもよりますが約20%ほどがクラウドソーシングを行う事業者に引かれます。
とはいえそのような出費は、オンライン上での仕事を安全に行えるなら安い。と感じさせてくれる額と思います。
ライター初心者ならクラウドワークスから
これまでの経験からの結論は、ライターとしての仕事を始めるならクラウドワークスが良いです。
理由は案件が非常に多くて幅広い選択肢があること、加えてスマホアプリの使い勝手が良いことです。
始めやすい案件をこなしてパソコン作業に慣れる
クラウドワークスにはライターの仕事以外にも非常にたくさんの案件があり、とりあえずなにか家でパソコンできる仕事を始めたいという場合にもとっつきやすいです。
特にタスク形式の仕事など、小分けになっていて単発で終わるようなタイプの仕事も多く、納期に縛られたりするのが嫌な方にはぴったりです。
スマホアプリ版も完成度が高く、スマホだけでできる仕事もあります。
単発タイプの仕事は続けづらい
タスク形式の単発タイプの仕事は報酬も少なめなので長く続けていこうとするとモチベーションは保ちづらく、案件を毎回探さないといけないのも面倒です。(個人的な感想です)
でも、ライティング関係の仕事を探していくとちょっと敷居が高く感じるかもしれません。
ライティングのスタートは好きなジャンルで書いてみる
ライティングの仕事を始めるなら、最初は自分の好きな興味のあるジャンルの記事を書いていくと、いきなり挫折することを避けられます。
その時は単価をあまり気にせず、1文字0.5円前後の仕事を受けてみましょう。
ライティングの仕事を探す際、安すぎる文字単価の案件は気をつけましょう。1文字0.01円などの案件はほぼタダ働きになる可能性もあります。
テストライティングで数千文字を書かせてくるような案件もあり、その分の報酬が非常に安く、さらには本案件には進めないという詐欺まがいなケースにも注意しましょう。
加えて、クライアントの評価や仕事の詳細をしっかり読んで信頼できそうかどうかを判断することも大切です。
慣れてきたら文字単価1円くらいの仕事にチャレンジ
パソコンでの作業がもともと慣れている方であれば問題ないですが、初心者の方でライターとしての仕事スタートさせる場合は、文字単価1円を目安にして仕事を探しましょう。
この文字単価1円というのは意外と重要なボーダーラインと感じます。
一概には言い切れませんが、1円以下は低単価、1円以上は高単価という基準でおおまかには良いと思います。単価1円ですと、3,000文字で3000円です。わかりやすいですね。
ちなみにクラウドワークスとランサーズどちらも手数料が20%取られるので、単価1円でも、実際には0.8円くらいになります。
ライター初心者の場合は、企業が数百人単位で募集するような案件に申し込んでみると安心です。
たとえば「単価1円、2,000~3,000文字」くらいの案件です。大手の企業であれば報酬はしっかりしている印象です。
継続依頼の案件をこなす
しばらくいろいろな仕事を請け負っていくと、継続的に案件をもらえるパターンもあります。その1つの仕事から連鎖的に増えていくことも多いです。
継続のオファーの場合、チャットワークなどを用いてクライアントと連絡を取ることが多いです。
私も継続依頼をもらえた案件がありました。その後、クライアントとの直接やり取りになり、報酬の支払いのみをクラウドワークスで行うという流れになりました。
その時には相手が比較的大手の企業であったため、問題は生じませんでしたが個人相手でクラウドワークス・ランサーズ以外でのやり取りでの仕事はリスクが高くなります。
信頼できる相手であるかを判断できないと、仕事を終わらせても報酬が支払われないパターンもあります。
基本的にはクラウドワークス・ランサーズの決められた手順で仕事を委託してくれるクライアントが安心です。
いくつかの案件を受けて、しっかりと仕事をこなしていくと確実に評価も上がってきます。するとクライアントからの信頼も上がり、高単価なオファーも来るようになっていきます。
もちろんクラウドワークスだけでも副業としては十分に感じます。それ以上を稼ごうと思った場合などはランサーズにも手を出してみましょう。
ランサーズは多少経験を積んでからが無難
クラウドワークスが「初心者には良い」と書きましたが、もちろん仕事を探せばランサーズにも初心者歓迎の仕事もありますので、ランサーズからスタートでも問題はありません。
とはいえ、ランサーズはライター系の仕事の特に高単価なものが多く求められるスキルも多い印象です。
たとえば納品形式がWordPress(MicrosoftのWordではない)だったり、オリジナルの写真をいくつか必ず使ってください、というような条件付きだったりします。
さらに、これまでの経験、実績を聞かれてくるパターンが多いです。
クラウドワークスでの実績もランサーズで活きる
私の場合はクラウドワークスでいくつか仕事をこなしていたので、それらの実績を相手に送るような事が何度かあり、高確率で提案を受け入れてもらえました。
それ以降はクラウドワークスと変わりなく、ランサーズでもコツコツと良さそうな案件を探して仕事をすすめることができました。
このようにクラウドワークスで初心者向けの仕事をいくつかこなし、その後ランサーズでさらに案件を探していくとスムーズな場合が多いです。
クラウドワークスとランサーズ両方で良い案件を見つける
ライターで稼いで行けるのが見えてきたら、クラウドワークスで始めた方はランサーズを、ランサーズで始めた場合はクラウドワークスでも登録して両方で案件を探しましょう。
そうすると、どちらにも案件を出しているクライアントがいることもわかりますし、どちらかにしか出していない、良質な案件を発見することもできます。
クラウドワークスもランサーズも基本的にはシステムはほとんど変わらないので、途中でどれほど良い案件を探すことができるかに行き着くと思います。
案件の内容とともにクライアントの質も重視する
良さそうな案件であっても、「継続的に依頼がもらえない」とか「納期が厳しくてつらい」というような場合もあるでしょう。
そんな時はクラウドワークスとランサーズ両方で幅広く案件を探しつつ、合わない仕事であればこちらから断りましょう。
ほかにもいくらでも選択肢があることを忘れないで下さい。
他の案件を探すうちにしっかりとしたクライアントに出会い条件の良い継続的な仕事を取れる可能性もあります。
最終的には好きな方で良い
ここまで、ライターとしての仕事を行うならクラウドワークスとランサーズどっちが良いかを論じてきました。
実際のところパソコンでの在宅ワークをスタートさせる敷居はクラウドワークスが低いですが、それ以外はほぼ変わらないです。
どちらもとりあえず登録してみて、自分に合う方を選んでいくというのでも問題ないです。
どちらが良いか考えるよりも最終的には条件の良い仕事や良いクライアントに出会えるかどうか、という方が重要です。
副業として稼ぎつつ技術も学べる
フリーランスを目指す方も、これらのクラウドソーシングサイトで経験を積んでスキルを磨き、実績を上げていくことで可能になるでしょう。
個人的には、ブログ制作やホームページ作成にもクラウドワークスなどでのライターの仕事はとても役に立ったと感じています。
それで、在宅でPCを用いた副業を効率よくこなし、スキルアップを図るためにもクラウドワークスやランサーズを活用されるのはおすすめです。
スキルシェアサービスも利用できる
クラウドソーシングサイトで経験を積んだら、ココナラなどのスキルシェアサービスを利用するのもいいです。
クラウドソーシングの場合には自分で仕事を探してくる必要がありますが、スキルシェアサービスでは逆に自分でできる仕事を提案して買ってもらうことができます。
スキルシェアサービスのメリットはこちら側で金額を設定することができ、仕事の自由度が高い点です。
さらに、coacheeというキャリア相談に特化したスキルシェアサービスもあり、これまでの経験をそのまま副業に活かすことができます。
ライターの仕事をする上で役立つ道具
クラウドワークスやランサーズにてパソコンでの仕事をしていると、徐々に道具に凝り始めます。
わたしが個人的にプラスして良かったものを挙げます。すでにこの環境にある人には、どうということのない内容となると思われますがご容赦下さい。
大型のディスプレイ
最初は11.6インチのノートパソコンでライティングしていました。軽い作業であれば問題なかったですが、やはり作業スペースが限られて、結構疲れてきます。
20インチ以上のモニターにしたりサブディスプレイを追加すると、資料などを同時に開く際に明らかに効率が上がります。
自分に合ったキーボード
ノートパソコンのキーボードも上位機種のものであれば打ち心地が良いものもありますが、個人的には自分に合うキーボードを別に用意するのが良いと思います。
有線でも無線でも、打ちやすいキーボードはかなりの効率アップに貢献します。数字入力をする時はテンキーの存在が大きいです。
メモリ8GB&Core i3かRyzen3以上搭載のパソコン
若干マニアックな話ですが、パソコンのスペックもやはり作業効率に影響を与えてきます。
個人的な意見ですが、ライターとして仕事をする分にはハイスペックPCは必要ないです。
それでも、メモリが4GBだとChromeのタブをいつくか開いていくとだいぶ重くなってきます。8GBくらいは欲しいところです。
CPUに関しても、世代はそこまで気にせずCore i3やRyzen 3以上を搭載していればとりあえず大丈夫です。メモリなどの詳細記事も書いてみました。
ChatWork
これはアプリです。クラウドワークスとランサーズどちらで仕事を受けても、多くの場合途中でこの「ChatWork」を使えますか?と聞かれます。
使い方はLINEのように簡単で、事務的な事をチャット形式でやり取りできるのでかなりの割合で使われています。
とりあえずダウンロードしておいて損は無い、便利な事務仕事用の無料アプリですね。
SEOについての知識
これはまた異なる観点となりますが、SEOつまり「検索エンジン最適化」という、記事を書く上で重要な技術について少しでも知っておくと役立ちます。
ライターとして仕事をする上で多くのクライアントが求めることに「SEOについての知識」があるのです。
初心者にもやさしく解説してくれる親切なクライアントさんもいますが、先にSEOについて学んでおくのは確実プラスに働くでしょう。
まとめ
クラウドソーシングサイトを利用してライターとしての仕事を始めようとされているなら、とりあえずクラウドワークスに登録してやりやすそうな仕事を探してみてください。
慣れてきたらランサーズも登録してみて両方のサービスからの良いとこ取りで条件の良い仕事をゲットしましょう。
クラウドワークス、ランサーズを使ってライターの仕事をされようとしている方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。