iPhone 8はまだ現役で使える?【新型iPhone SE(第2・第3世代)が無難】
iPhone 8は発売日が2017年9月。結構時間が経過しています。ちなみに我が家でも長い間利用しています。
そして2020年4月24日にiPhone SE(第2世代)が登場し、外観はほぼiPhone 8なのですが、スペックの高さの割に値段も安い。その後、さらにスペックアップした第3世代も登場。
こんな状況でまだiPhone 8という旧機種に手を出すべきでしょうか。
iPhone 8はまだ現役か?
iPhone 8は発売からかなり時間が経ちますが、正直スペックとしてはまだ使えるレベルの性能をもっています。
iPhone 8に搭載の「A11 Bionicチップ」はiPhone Xにも採用されていて、ベンチマークの点数を考えるとSnapdragonの800番台というハイエンドなCPU並です。
最近のミドルレンジスマホでもSnapdragonの700番台が多いので、それらと比較しても圧倒的に高速な処理をしてくれます。
また、液晶の解像度も4.7インチで1,334✕750と326ppiと十分な美しさです。さらに防水防塵性能もIP67としっかりしており、様々な場面で活躍してくれます。
ただ、新しく出てきたモデルと比較していくとさすがに敵わない部分も出てくるわけです。
また、2023年秋にリリースされるiOS17へのアップデートは打ち切られます。(セキュリティアップデートは継続)
iPhone「8」「SE2」「SE3」を比較
スペックなどをざっと比較してみましょう。64GBモデルでの価格となります。
iPhone 8 | iPhone SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 4.7インチ | 4.7インチ | 4.7インチ |
本体サイズ | 138.4×67.3×7.3(mm) 326ppi |
138.4×67.3×7.3(mm) 326ppi |
138.4×67.3×7.3(mm) 326ppi |
重量 | 148g | 148g | 144g |
カメラ | アウト12MP・イン7MP | アウト12MP・イン7MP (スマートHDR対応) |
アウト12M・イン7MP (スマートHDR 4対応) |
CPU | A11 Bionic | A13 Bionic | A15 Bionic |
カラー | シルバー・ゴールド ・スペースグレイ |
ブラック・ホワイト・RED | ミッドナイト・スターライト・RED |
発売日 | 2017年9月22日 | 2020年4月24日 | 2022年3月18日 |
価格(税込) | (公式では販売中止) | (公式)49,280円~ | (公式)62,800円~ |
スペック表を作ってみるとiPhone SE2とSE3は、iPhone 8と同サイズで純粋に性能が高くなっただけなことがわかります。
iPhone 8とiPhone SE(第2世代)の違い
iPhone 8にしかないゴールドの背面 |
ざっくりとiPhone SE2とiPhone 8の違いは、CPU性能向上とカメラの画質向上、そしてeSIMに対応したことです。
普段使いでA13 BionicというCPUの速さを使い切れる方は多くないはずです。正直A11 Bionicチップを搭載しているiPhone 8は今でも十分すぎる性能です。
iPhone SE2のコスパは高い
Appleから直接購入できるiPhone SE(第2世代)は64GBモデルで4万4,800円(税抜)。同時期発売のiPhone 12シリーズの半額程度でした。
CPU以外の性能云々での金額差というのはもちろんありますが、それにしてもiPhone SE(第2世代)は安いです。
iPhone 8とiPhone SE3の違い
iPhone SE2の時点でハイスペックなA13 Bionicチップ搭載なのにそれ以上に高速なA15 Bionicは異常な性能。
ただ、デザイン的には何ら変化はなく,、カメラモードが増えていたり5Gに対応していたりという程度。
ほどんどの方は8とSE2とSE3の違いを見分けることは困難なレベルでしょう。Appleがここまで変化のない製品を出してくること自体に驚きます。
確かにiPhone SE(第3世代)はCPU性能がより高速になっていますが、正直第2世代でも十分なスペックなので価格的に安い方を狙うのが良いと思います。
iPhone 8が勝負できるのは価格だが
ということで、iPhone 8が勝負できるのは価格ということになりますよね。性能的に必要十分であり、かつデザインも十分に美しいiPhone 8。
もしもiPhone 8がiPhone SE2やSE3よりも圧倒的に安く買えればiPhone 8でも良いと感じるかもしれません。
しかし、iPhone 8は2023年秋に最新OSのサポートが切れるため、iPhone SE2以降の購入が無難でしょう。
iPhoneはどうすれば安く買える?
発売からしばらく経つiPhone SE2などは中古や整備済み品として安く買えるようになっています。
(iPhoneの値段設定はどんどん変化するので具体的な金額表示は控えています)
格安SIMとセット購入
IIJmio
格安SIMとのセットでのiPhone購入は、新品で買おうとするとまだ高いです。
中古で探してゆくとIIJmioで比較的安く購入できます。格安SIMでのセット購入なら、中古でも安心感が高いです。
ゲオモバイル×UQモバイル
中古のiPhoneを狙うなら、ゲオモバイル×UQモバイルのキャンペーンかなりお得になることが多いです。
あまり知られていませんが、GEOの中古端末とUQモバイルをオンラインでお得に同時購入・契約することができます。
詳しくは「ゲオモバイル×UQモバイル」をご覧ください。オンライン中古ショップ
「イオシス」や「じゃんぱら」
オンラインの中古ショップは赤ロム返品保証や、機種ごとに数か月の保証があったりするので安心感はあります。
ただ、状態によっての価格変化ですのでどういう基準で買うかをはっきりさせていないと難しい購入手段です。オンラインストアの詳細は次の記事でも扱っています。
中古スマホなどを扱うイオシスを他のオンラインストアと徹底比較・おすすめはどこ?メルカリやヤフオク
インターネット上のフリマアプリでおそらくトップの利用率を誇るメルカリでiPhoneも売れています。
うまくやれば一番安く端末のみを買えるのがフリマアプリやヤフオクなどになるでしょう。
ただし、完全に自己責任になることにご注意ください。アフターフォローなどは基本無いので上級者向けですね。
整備済みのiPhoneがAmazonで買える
2020年11月からAmazon独自の整備済み品iPhoneが購入可能です。購入できるモデルはその時々で変化するのですが、比較的低価格です。
ちなみに整備済み品と言ってもAppleの整備済みモデルではなく(Apple本家の整備済みiPhoneは日本では買えない)
Amazon独自のテストが行われている中古品と考えた方が良いです。
Amazonの説明を見ますと、外観の傷は30cm離れて見れば確認できず、バッテリー容量は80%以上という約束。また最低180日間(半年)の返金・交換保障もついています。
iPhoneを安く購入する
iPhoneを安く購入するなら新品や未使用品ではなく中古を狙うのが基本になりそうです。
地味に中古でiPhoneを安く手に入れるなら、MVNOとの同時購入になります。iPhone 7はiOS16の対象外
この記事の更新時点では、iPhone 7でも問題なく使用できますが、2022年秋リリースのiOS16の対応機種はiPhone 8までとなっています。
iPhone7は2016年9月の発売でありながら、電子マネーのApple Payや防塵防水にも対応しています。CPU性能はA10チップ(iPad第7世代と同様)搭載です。
アップルのサポートについて
アップルの製品は販売中止から5年後に「ビンテージ製品」としてパーツのサポートがなくなります。注意していただきたいのは販売からではなく販売中止から5年後です。
iPhone 7の販売中止は2019年9月なので、そこから5年後の2024年くらいまではパーツサポートはされます。
OSのアップデートは6s以上で最新OSに対応していますが、iOS16では6sや7も対象外となってしまいます。また、古い端末ではバッテリーや内部パーツの状態なども注意が必要です。
セキュリティアップデートは最新OS以外でも更新されるので(Appleセキュリティアップデート)iPhone 7もまだギリギリ使えはします。
iPhone 7や6S、SE第一世代はiOS15でセキュリティアップデートが継続します。とはいえ、交換時期になってきているのは間違いないです。
まとめ
iPhone 8とiPhone SE(第2世代)、iPhone SE(第3世代)の比較を行ってみました。やはり新型iPhoneの性能は高いです。
iPhone 7はiOS15、iPhone 8はiOS16でサポート終了となるためiPhone SE2以降を選択するのが無難でしょう。