DELL Precision 3630の電源交換【純正ではなくニプロン製へ】
今回は久しぶりにプロBTOビルダー先輩からほぼ完成している記事と写真たちをいただいたので、少しの注釈と調整を加えてお届けします。
メーカー製PCの電源交換という厄介なテーマで今回もピンポイントなネタ提供に感謝です。
前回の「メーカー製PC 24時間耐久Ver」製作は過去記事をご覧ください。

DELL Precision 3630を24時間運用PCにする【プロBTOビルダー作】 - plz-reference-blog
24時間運用するPCを安価で作るためにDELL Precision 3630を改造していきます。今回はプロBTOビルダーの先輩からの寄稿となっております。
みなさんこんにちは。通称「BTO先輩」です。
さてさて。4月以降宣言をしていた「電源交換編」ですが、別個体のDELL Precision 3630を用意したので、本当に換装できるのか?検証しました。
予定とはちょっと違いますが、ニプロンの500Wバージョンにてお送りしまーす。
DELL Precision本体の解説
誰も興味無いかも?ですが、一応スペック紹介を…
DELL Precision 3630(別個体)
- CPU Celeron G4930T
- メモリ 32GB(8GB*4枚)ECCタイプ PC4-2400
- ハードディスク 250GB・GPU なし
- Windows 10 Pro for Workstationsのライセンス有り
作業風景
いざスタート
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左上が電源ユニット |
当然ながら、標準ユニットが載っています。可動部のすぐ傍に配線をまわすとか、ちょっと信じられない…(※写真の右上)。噛んだらキケンデスヨ。
外すと…
このようになっています。前の記事で「190mmまでいけるかも?」と言った手前、測りました。
大体合っていましたね。
ここで換装する電源を紹介しましよう。
電源ユニット

ニプロン ePCSA-500P-X2S
(電源容量:500W サイズ:ATX 150x140x86mm 重量:1.8kg)
使用ハーネス
・WH-M2424-500(メイン 24pin)
・WH-VG208-500(12V 4pin、PCI-E 6pin)
・WH-PS710-850(S-ATA×4、ペリフェラル×2、FD×1)
もっともギリギリだったのが、CPU用4pinケーブルでした。
他のケーブルを避けるようにして最短ルートで結線できました。いやぁ~よかった届いて。ホッ。
まとめた様子がこちら。
ヒンジが配線を嚙まないように配慮しました。そして開閉に支障がないようアソビもちゃんと確保します。
今回はマジックバンドでまとめました。これも便利ですね。
背面がこちら。
注意:ニプロンの電源はミリ規格のネジ穴です。元のインチネジで留めようとするとネジ山がダメになるので間違えないようにしましょう。
これで動作に問題はなしでした。
その他
内蔵光学ドライブへの給電ですが、元は標準ユニットから直接できるようになっていました。
ただ、これは特殊なケースであり、汎用電源には用意の無いコネクタになります。
そのため下記のような変換ケーブルが必要になりますが、今回は用意が間に合わなかったので製品紹介のみとなります。ご了承ください。
以上です。
あとがき
友人の3630はもう納めてしまったのでいつになるのか(そもそもやる日が来るのか?)なんとも言えず心苦しかったのですが…
ヤフオクでベアボーン状態の3630の出品があり、ジワジワと値下げしながら再出品されていたので追いかけていたら思わず「ポチッとな」してしまいました。
おかげさまで続編を無事に寄稿できました。たとえ一人でも参考にしてもらえるなら幸いです。
次のネタはとくに予定していません。ブロガーでもないので当分現れないかもしれません。ぜひ管理人さんご本人の記事を今後ともお楽しみください。では失礼しまーす。
(管理人追記)ということで前回に引き続いてのメーカー製PCリベンジを完結させていただけました。ほんとにPCを組むプロなので、随所にその技術や知見が垣間見れるかと思います。(配線のまとめなど)今回もありがとうございました!