【当サイトではアフィリエイト広告等を利用しています】

サンワサプライ MM-SPU10BKNの実機レビュー【USB接続のみで駆動】

サンワサプライ MM-SPU10BKN

今回、PCデスク用の小型スピーカーを購入しました。価格はAmazonで2,000円台、木製かつUSB接続のみでPCと接続可能。

ダイソーの300円スピーカーとの比較や、外付けのデジタルアンプを利用してみた感想もまとめました。

サンワサプライ MM-SPU10BKNの特徴まとめ

  • USBケーブル1本で電源と音源を同時供給
  • 最大出力6W(3W+3W)で十分な音量
  • コンパクト(幅67.5×奥行き88×高さ100.5mm)な木製キャビネット
  • ヘッドホンジャック搭載
  • 時々ノイズが発生する

メリット

USBケーブル1本での接続できる気軽さ

サンワサプライ MM-SPU10BKNはUSBケーブルのみで電力と音声情報を同時に入力できます。

※ほとんどのタイプの低価格PCスピーカーは、USB給電+AUX端子による音声入力というパターンが多いです。

オーディオ出力がない、もしくはスピーカーのためには使いたくないという場合におすすめできる製品ですね。

(スピーカー間ケーブル:1m パソコン接続USBケーブル:1.2m)

値段なりの質感や音質

スピーカーの前面

販売価格はAmazonで2~3,000円程度のことが多く、このサイズ・クラスのスピーカーとしてはちょっと高めです。

かなり売れているCreative Pebbleは2,000円程度なので余計に高く感じますが、それだけの音質や質感はあると感じます。

丁寧に作られた木目調のブックシェルフ型のケースで中音域の聞き取りやすさや音の響きの良さはなかなかです。

スピーカー背面

サイズが小さいため低域は限界がありますが、しっかりしたバスレフポートを備えており結構頑張っています。

スピーカー内面

スピーカー内部も十分に作りこまれていて、約3cmのバスレフポートの取り付けや配線も綺麗。底面には振動防止のフェルトが貼られています。

本体の音量調整やイヤホンジャックは扱いやすい

MM-SPU10BKNは本体のノブでスムーズに音量調整でき、左に回し切ると電源が切れます。

本製品はPCテーブル上の音量調整を行える(手の届く)範囲に置くのが大切だと感じます。(※デメリットで触れますがアプリによってPC上で音量調整できないため)

せっかく備わっているイヤホンジャックを利用するにも、近い位置に配置したほうが良いでしょう。

デメリット

意外とノイズを拾いやすい印象

MM-SPU10BKNはUSBだけの接続でデータ転送も行うため、PCのノイズを拾いにくいと謳っていますが、意外にもノイズが乗る場合があります。

挿すUSBポートによってもノイズの入り方が変わる印象でUSBハブなどは用いず、直接接続するのが安定するようです。

また、アンプ基盤での低音ブーストが原因なのか、音量を上げると若干低域ノイズが入っている気がします。(私の個体だけかも)

スリープや電源投入時のノイズ

PCのスリープや電源ON・OFF時に「ポツッ」というノイズが入るのも少し気になるポイントです。(スピーカー本体音量が大きい程ノイズも大きくなる)

卓上で小音量で聴く分には、このノイズが気になることは少ないでしょう。MM-SPU10BKNは極力手元に置いて使うスピーカーというイメージですね。

音量調整がスピーカーのノブかアプリ上でしかできない

WindowsのUI(右下の音量調整)では音量変更ができないのも少々デメリットと言えそうです。

アプリやソフトで音量調整が可能なら問題はないですが、スピーカーで音量調整できるよう、手の届く範囲にあることも大切になります。

ダイソー300円スピーカーとの比較

ダイソー300円スピーカーと比較

接続方法の違い

ダイソー300円スピーカーはAUX端子とUSB両方の接続が必要ですが、サンワサプライ MM-SPU10BKNはUSBだけでの接続。

非常に手軽である、USBだけでの接続方法は音質に影響を与えるポイントでもあるので、一長一短な部分でもあります。

コスパの高さはダイソー製が圧倒的

ダイソー製は税込330円という安さで、一応聞けるレベルの音が鳴るのは素晴らしくコスパが高いです。

もちろん音質についてはサンワサプライMM-SPU10BKNのほうが当然高いです。低域の表現力や、高域のやわらかさがありますね。

低音域についてはダイソー製は110Hz程度までしか再生されませんが、MM-SPU10BKNは最低80Hz程度まで一応音は出ています。

両スピーカーの背面

スピーカーユニットのサイズはほぼ同じですが、背面や内部の作りこみについては断然サンワサプライ製が上です。

とはいえ値段差は約10倍程度もあるため、純粋に価格と音質での比較をするとダイソースピーカーは強いですね。

サンワサプライ MM-SPU10BKNがおすすめな人

23.8インチモニターと並べた
  • ライン(イヤホン)出力を使いたくない場合
  • コンパクトで卓上に置けるスピーカーを探しておられる方
  • 重低音は求めていないけれど聞ける音が欲しい

サンワサプライMM-SPU10BKNはこのような方におすすめできるスピーカーです。

手の届く範囲(かなり近い位置)で基本的には音量を絞り気味で使われる場合にはデメリット部分はほとんど感じないはずです。

逆に、スピーカーを遠くに置いて音量を上げ気味で使いたい場合や、普段利用されているアプリに音量調整機能が無い場合などでは使い勝手が悪くなるでしょう。

USB1本で接続できる手軽さがある反面、音量調整の制約ができたりとデメリットも生じるスピーカーであることを理解した上での購入をおすすめします。

外付けパワーアンプに変更してみた

KESOTO デュネル PA6ステレオ デジタルパワーアンプ

KESOTO PA6ステレオアンプ

作りの良いサンワサプライ MM-SPU10BKNの性能はもっと伸びるのでは?」ということで、1,000円程度のパワーアンプを利用してみることに。

KESOTO デュネル PA6ステレオアンプ デジタルパワーアンプボードはUSBの5V電源とAUXオーディオ入力で最大5W×2の出力可能なデジタルアンプです。

スピーカーを裏から分解して配線しなおします。この場合、付属の音量調整機能などは使えなくなります。

スピーカーの分解

アンプが搭載されている右側スピーカーを背面のビスを外して分解。アンプに接続されているコネクタを外します。

USBケーブルは赤と黒のケーブルを利用。スピーカーは左側スピーカーのケーブルを半分にカットして利用。簡単なはんだ付などの工程は必要です。

外付けパワーアンプに接続してみる

AUXケーブルも別途用意する必要があります。電源はUSBの充電器などから取るのがノイズが少なくていいですね。

交換後、全体的な音がクリアになりパワーもアップ。電源投入時のノイズも無くなりました。

MM-SPU10BKNは純正状態で最低80Hz程度でしたが、アンプ交換後は60Hz程度から聞こえてきます。(※最低音域の出力は弱いです)

かなりマニアックな仕様変更で、USB1本で駆動できるという良さを犠牲にしてしまいますが、音質に拘るならアリです。

さらに音質を改善

アンプ交換で音質はクリアとなりますが、低音域は若干弱くなる印象。おそらく純正の回路で低域が若干ブーストされているようです。

ということで、ソフトウェアを用いて低域を増幅することで対処します。「Equalizer APO」というソフトが使いやすいですね。

イコライザーの調整はスピーカーの配置などで変わってきますが、今回の調整は以下のようになりました。

イコライザーの調整

今回はYouTubeで低域から高域までの音を鳴らして(スピーカー再生能力チェック 全周波数編)スマホのアプリ(Sonic Tools)で簡易的に測定しながら調整を行いました。

Equalizer APO ダウンロード先(窓の杜より):https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/equalizerapo/

私も専門ではないので、感覚的な調整でしかなく一例と考えていただけると助かります。

China Postでの配送について

KESOTO デュネル PA6ステレオアンプ デジタルパワーアンプボードはChina Postでの郵送でした。Amazon発送じゃなかったのを見落としていました。

2023年9月6日に注文して翌日には発送。沖縄への到着は9月15日でした。

中国での動きはAfterShipというサイトで追うのが良く、日本に入ってからは日本郵便のサイトで追跡するのが確実です。

深センの関税(9月8日)から大阪国際郵便局へ(9月13日)そして沖縄の郵便局に(9月15日)到着。

スムーズに行けば、深センからは発送から1週間ほどで最寄りの郵便局まで到着するようです。

ただ、Amazonの配送状況はかなり反映が遅く、表記も曖昧です。配達に失敗しましたという表記も無駄に出るなど、Amazonの状況だけを見ていると不安になります。

・AfterShip:https://www.aftership.com/ja/track

・日本郵便:https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input

購入したデジタルパワーアンプ

KESOTO デュネル PA6ステレオアンプ デジタルパワーアンプボード

製品としては良いものですが、最低でも1週間くらいは配送に時間がかかるという覚悟が必要ですね。

追加した3極オーディオケーブル

UGREEN 3.5mm オーディオケーブル 片側L型 3極/TRS(1m)

ナイロンファイバー被覆と多重シールドで伝送ロスを抑えてくれる(気分的な)片側L字の3.5mmオーディオケーブルです。

まとめ

MM-SPU10BKN

サンワサプライ MM-SPU10BKNはUSB接続だけで音声データと電源をとることができる、シンプルなスピーカーです。

スピーカー自体の作りこみは比較的良く、イヤホンジャックも備えているなどのメリットもあるので卓上に置いて使うなら満足感は十分でしょう。

コスパ重視なら2,000円弱でFUNLOGYから出されているパッシブラジエーター式のPCスピーカーもおすすめです。3.5mmジャックとUSBケーブルを両方使う必要はありますが、価格の割に音が良いです。

FUNLOGY Speaker(PCスピーカー)レビューと比較【圧倒的コスパ】  - plz-reference-blog

FUNLOGY Speaker(PCスピーカー)レビューと比較【圧倒的コスパ】  - plz-reference-blog

FUNLOGY PCスピーカーの購入レビューです。2,000円弱で性能も十分な高いコスパを誇る売れ筋商品なので、ダイソー300円スピーカーなどと比較してみました。

Next Post Previous Post
No Comment
Comment
comment url