iPhone 8 バッテリー交換での損害【大容量バッテリーには交換できたものの…】
今回「EVARY iPhone 8 バッテリー 互換 大容量 2700mAh」この製品を使って、自力でのiPhoneのバッテリー交換に挑戦してみました。
予備用iPhoneとして、いろいろ動画や記事を見つつ実践したのですが…素人のiPhoneバッテリー交換により生じたダメージや、その他考察をまとめました。
自力でのiPhoneのバッテリー交換
バッテリーの交換手順は詳しくは書きません。というのも、今回の結論は「iPhoneのバッテリーを自力交換するのはおすすめしない」からです。
正直、私自身それなりに手先が器用な方だと自分では思っているのですが、前回のiPad miniに引き続き今回もしっかり損害が出ました。（＝つまり不器用です）
iPad mini 4のバッテリーを交換した結果 多大な犠牲が生じた【危険度高】 - plz-reference-blog
iPad mini 4のバッテリー交換を自力で行っていました。正直ここまで難易度が高いとは思わなかったため、多大なる損害を被りました。得られた教訓が伝わると嬉しいです。
今回は壊しても予備で動けば良いレベルでしたが、今後もメインで使われるようなスマホのバッテリーであれば、間違いなくプロの方に任せることを強くおすすめします。
「EVARY iPhone 互換バッテリー 大容量 2700mAh」について
今回使った製品自体は全く悪いのもではないですし、付属品も充実しているのでほぼこれだけで交換できてしまうのは親切です。
一応2時間くらいかけてバッテリー交換は完了しました。付属の金属製ピックは本体を傷つけやすいので、不要になったヤマダ電機カードを使いました。
ただ、なんとか交換できたものの、失敗した際のリスクには見合わないというのが率直な感想でした。（費用的にもそこまで差がない場合もある）
バッテリー交換の結果
バッテリー交換で無事だったもの
- ディスプレイ
- iOSの基本的な動作
前回iPad mini 4のディスプレイをダメにした経験もあり、かなり慎重にやりました。
結果として…ディスプレイは問題なく、Touch IDなどの動作もOK、バッテリーの発熱なども無し！容量も100％になっている！
「これは完璧か？」と思ってしばらく使っていたら、やっぱりダメでした。
今回生じたトラブル
- 輝度自動調整機能が使えなくなった
- 通話中の音声がスピーカーでしか鳴らなくなった
恐らくですが、上部にあるフラットケーブルの取り付け時のミスか、ディスプレイ取り外し時にダメージを与えてしまった可能性があります。
輝度の調整自体は可能なのですが、自動調整ができなくなってしまいました。
（設定→アクセシビリティ→画面表示とテキストサイズ→明るさの自動調整
※項目ごと消えた）
さらには、通話用の恐らく上部に位置している「イヤースピーカー」か関係する基盤が故障したようです。
つまり「スピーカーモード」にしないと相手の声が聞こえない…
これらを治すには「環境光センサーが正常に動くセンサーケーブル」の交換だったり「イヤースピーカー」が機能するようにディスプレイを交換する必要があったりするようです。
とにかくバッテリー交換自体は成功したものの、大きな被害を出してしまいました。以前のiPad mini 4の教訓を活かせていない…
バッテリー交換を自力で行うのはやはり危険
実際、iPhoneのバッテリー交換では今回のトラブル以外にもたくさんの問題が生じる可能性があります。
- コネクタの切断
- ディスプレイを割る
- バッテリー発火
- リンゴループ
- 電源入らない
このように、どれも被害が大きいです。
今回使った「EVARY iPhone 8 バッテリー 互換 2700mAh」自体は価格も安くて（2,500円くらい）付属品も豪華でバッテリー容量も多くなったように感じます。
確かに「なんの問題もなく」交換できればコスパが高いのですが、今回のようなダメージを負わせると厄介です。
また、ディスプレイを割ってしまったり、電源が入らなくなるトラブルは事態を悪化させます。（ディスプレイもAmazonにありますが品質にかなりバラつきがある様子）
バッテリー発火が一番怖いです。古い方を無理やり曲げて取り出そうとしてリチウムイオン電池が発熱、発火するパターンがあるようです。
※リチウムイオン電池の消火には大量の水（少量では逆に悪化させる）や消火器が必要です
技適について（注意事項）
実際に捕まった事例は無いものの「登録修理業者」以外の個人が電波を発する機器を分解、改造すると技適（技術基準適合証明）が消えてしまうそうです。
技術基準適合証明マークを取得していない端末で電波を発することは電波法違反となってしまい、最悪1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性があります。
※技適については直接総務省に問い合わせたこともありますが、法律上は電源ONにしたらダメらしいです。（スマホ関連での判例はないらしいですが）
バッテリー交換等はプロに任せるのが良い
ここまでの結論として、やはりiPhoneやiPadのバッテリーやディスプレイ交換などは店舗や宅配で行ってくれるプロに任せるのが無難です。
私も次回からは多少お金がかかっても、専門のところに頼みます。
公式サービスを利用する場合
AppleではAppleCare+に加入している場合、保証対象（バッテリー容量80％以下）であれば無料または割り引き料金で交換が可能です。
保証外であっても定額料金にてサービス提供してくれます。端末ごとに異なる金額設定です。（https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/battery-replacement）
非公式で信頼できる修理業者
●アイサポ（バッテリー交換4,980円～ 宅配修理可能）
「アイサポ」さんは、大手のiPnone修理専門店で日本全国に店舗があるので持ち込みで即修理をお願いすることもできます。
総務省登録修理業者で、あらゆる種類の修理を請け負ってくれため近くにお店があれば立ち寄ってみてもいいかもしれません。
→【iPhone修理アイサポ】
●ダイワンテレコム（バッテリー交換4,000円～）
「ダイワンテレコム」さんも全国50拠点で即日の修理サービスを提供してくれています。
修理の対象はiPhoneとiPadのほぼ全種類です。もちろん総務省登録業者制度に加盟しているので安心感もあります。
→【ダイワンテレコム】
