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FUNLOGY Speaker(PCスピーカー)レビューと比較【圧倒的コスパ】 

FUNLOGY Speaker

2024年中旬に発売されたFunLogy製PCスピーカーがAmazon等で超売れ筋になっていたため、実際に購入して検証してみました。

FUNLOGY Speakerの製品詳細

FUNLOGY Speakerの外箱
  • サイズ:幅69mm・奥行132mm・高さ108mm
  • 重さ:片方約260g
  • スピーカー径:直径48mm
  • 総出力:14W(各7W)※
  • 接続:AUX 3.5mmピンジャック・給電用USB
  • 1年間のメーカーサポート
  • 価格:約2,000円

※これはWeb上での表記であり付属の取扱説明書には出力の記載はありませんでした。

スピーカー本体と付属品

付属品:3.5mmAUXケーブル(130cm)・USB Type-A給電ケーブル(130cm)・取扱説明書・メッセージカード

FUNLOGY スピーカーの特徴やデザイン

Funlogy PCスピーカーの本体

FUNLOGY Speakerは、左右合わせて14W(サイト公称値)の出力を持つPCスピーカーです。接続はUSB(給電用)と3.5mmピンジャック(音声入力用)です。

製品はプラスチック素材ですが、マットな質感でチープな感じは受けません(値段の割に)。

左右スピーカーとコネクタ類

加えて、安価な製品には珍しく3.5mmピンジャックが金メッキされているところも好印象です。

左右のスピーカー間は130cmのケーブルと余裕があるのでデュアルディスプレイ環境にも対応できます。

音質

funlogy speakerの音質チェック

正直、2,000円弱のスピーカーとしては十分すぎる音質に感じました。全域にわたってフラットで癖が無いです。

スピーカーは30度の角度がついており、デスクに置いたときに音が聞きやすく低音も響きやすい設計になっています。

背面のパッシブラジエーター

背面のパッシブラジエーターで低域もサイズ以上のボリュームを出すことが可能です。後半でダイソー300円スピーカーとも比較しますが、明らかに音質が違いました。

低音域は最低45Hz付近から出力されていますが、最低音付近くは弱いので重低音とは言えません。

ですが、60~150Hzくらいの低域からはそれなりに鳴らせるため、ベースやバスドラムなどは再現できる程度に鳴ります。

スピーカー裏側のラバー

スピーカーの裏側には薄いラバーが取り付けてあり、振動を抑制して安定感を増しています。

※最低音付近は若干強引な出し方に感じました。ボリュームを上げるとスピーカー自体も結構揺れて振動が机に響きます。

■低音域から高音域までのチェックに使わせていただいている音源⇒(https://www.youtube.com/watch?v=XwJhiW1ZACs&list=PLWziYf3YOM4vE401wPrX0dagrO3KzH1zj&index=1

操作性・接続方法

スピーカー前面の操作部分

本体には音量調整ダイヤルがあり、簡単に音量を調整できます。左に回し切ると電源がOFFになります。

電源LEDはホワイトで全体のデザインともマッチしていますね。そのほかの機能は無く、単純にPCなどにつなげて鳴らせばOKなシンプルさも良いです。

ノートPCと接続した状態
14インチノートに並べるとこんな感じ

ちなみに、給電用のUSB-AコネクタをPCやUSBアダプターに、3.5mmジャックをライン出力端子にそれぞれ接続する必要があります。

格安のスピーカーでありがちな、PCの電源ON・OFF時のノイズも私の試した限りでは無かったです。

コストパフォーマンスの高さ

価格2,000円弱でこのスペックなら十分すぎる性能だと思いますね。

これまでCreativeの「Pebble」がほぼ同じ価格帯で覇権を握っていましたが、実売価格でCreative Pebbleよりも安価で近い性能を出してきました。

実際には音質はCreativeが上回るという意見が多いのですが、サイズやデザイン的にFUNLOGY Speakerの方が好みという方も多いと思います。

FUNLOGYスピーカーを横に倒した状態

横に倒すと高さ7cm以下となり、ダイソー300円スピーカーと変わらない低さになるのも設置の自由度を高めてくれています。

注意点

給電用USBポートによってノイズが乗る場合がある

取扱説明書にも記載されていますが、スピーカーからノイズが出る場合にはPCの別のUSBポートや5V 1~3AのUSBアダプターを試すと解決する場合がほとんどです。

ちなみに、ノイズがとても乗りやすいダイソーの充電器でも再生してみましたが、このスピーカーは全く問題なかったです。

PCでのUSBハブ等などの環境次第ではありえる、くらいのレベルですね。

ボリュームによっては低音での振動に注意が必要

スピーカー自体はコンパクトで重くないのに、低域は50Hz以下から鳴らそうとします。(出力としては弱い)

そのため、ボリュームを上げた状態で重低音重視の音楽を聴くと50~100Hzあたりで共振が発生することがあります。

私の場合、最初設置したテーブルの一部からビリビリ音がしたので、設置場所を調整しました。(※かなり大音量にしないと発生しなかったので、一応の注意という感じです)

ほかの格安スピーカーとの比較

FunlogyスピーカーをLenovo ThinkPad X1 Carbon(2018)のライン出力から音を出してみています。

ほかのスピーカーも同じPCを使い、ほぼ同じ視聴環境で比較しました。主観的な感想になりますし、素人の一意見にすぎません。

ダイソー300円スピーカーと比較

FUNLOGYとダイソースピーカーを比較

圧倒的コストパフォーマンスを誇るダイソー製300円スピーカーとの比較をしてみます。

スピーカーユニットも似ているようで、実際にはラバーの材質から異なっていて全体の質感も価格相応に違います。

当然ながら低音域の出方は全然違います。FUNLOGYスピーカーの方がサイズが大きいのですが、それ以上の差を感じます。

ダイソースピーカーは100Hz以下はカットされていて音楽鑑賞のレベルではないですが、人の声などは聞き取りやすいですし、とりあえず鳴らす分には十分だったりします。

300円でこのクオリティが出せるダイソーも流石ですが、2,000円弱でそれなりの低域を引き出せるFUNLOGYもすごいと思いますね。

これまで3,000円前後のスピーカーとダイソー300円スピーカーを比べると、流石に音は違いますが価格差を超えるほどのものはほぼなかったです。

FUNLOGY Speakerの場合は2,000円弱、つまりはダイソーの5~6倍の価格ですがその分の音質向上があると言って良いと思います。低域だけでなく高音の広がり、定位もしっかりしています。(あくまで個人的感想です)

サンワサプライ USBスピーカーと比較

FUNLOGYとサンワサプライ製スピーカーを比較

USBケーブルのみで接続できるサンワサプライの「MM-SPU10BKN」とも比較してみます。

3.5mmジャックを使わなくていいのが利点なのですが、Windowsの音量調整が利かなくなる製品です。

「MM-SPU10BKN」はすでに絶版になっていると思われる製品ですが、後ろにバスレフポートがあって全体的な作りも丁寧です。

音質の差は、やはり低域の出方です。スピーカーの口径やサイズ感はほぼ同じですが、バスレフポートよりもパッシブラジエーターの方が重みのある低音が出ます。

また、サンワサプライ製ではスピーカー内部にDACが搭載されていて、その性能自体もそこまで高いのか音が若干荒く感じます。

FUNLOGY製はノートPCのイヤホンジャックからの音で十分な音質が出せているので、トータルで考えてもFUNLOGY PCスピーカーが上ですね。

まとめ

FUNLOGY スピーカー

「FUNLOGY Speaker」(PCスピーカー)を購入レビューしてみました。

サイズの割に程よい高音と、しっかりした低音域までをカバーし、全体的な品質も高いです。

この性能で2,000弱という非常に高いコストパフォーマンスから、2024年登場で一気に売れ筋の製品になるだけの理由がわかりました。

PC用に安価でコンパクトかつ音楽も聴けるスピーカーを選ぶならこれで良いですね。

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