Arteck マルチデバイス ワイヤレスマウス(MD167)実機レビュー
今回でおそらく10台目となるマウスレビュー(自腹)です。
比較的安価で高機能なマルチペアリング対応マウス「Arteck マルチデバイス ワイヤレスマウス」をしっかりレビューします。
Arteck マルチデバイス ワイヤレスマウスの特徴
基本スペック
- サイズ:長さ105×幅65×高さ40(mm)
- 重量:87g(実測・USBレシーバーなし)
- バッテリー:120日×2時間=240時間程度(公証スペックより)
- 充電方式:USB-C
- ボタン数:7(うち1つはDPI変更ボタン)+スクロールホイール
- DPI:800/1200/1600/2000/2400(DPI変更ボタンで切り替え)
- センサー:光学式(赤LED)
- 接続方式:2.4Ghz無線・Bluetooth
- 対応OS:Windows・Mac・iPadOS・Android
- 価格:約2,500円前後
付属品
USBレシーバー(マウスの裏に収納可能)、USB-C充電ケーブル、ユーザーマニュアル
USBレシーバーは背面カバー内に格納されていて、裏面はあとON/OFFスイッチくらいとシンプルです。技適マークもしっかり入っています。
デザイン
サイズ感は男性の普通の手のひらサイズ(中指~手首まで18cmくらい)でちょうどいい中間的な大きさです。
人間工学に基づいた設計で握りやすいデザイン・・・まあロングセラーなロジクールM705辺りとほぼ同じ形状とサイズをしています。
Arteck ワイヤレスマウスは商品画像では結構明るめなグレーなのかなと感じましたが、実際にはダークグレーで黒に近いです。
スクロールホイールと、Arteckのロゴマーク部分のライトグレーがアクセントとなっているのが好みが分かれそうです。
もっとシンプルなデザインが良いなら、ほぼ同じ製品(型番は同じ)のiClever MD167もありですね。
デバイス切り替えボタン位置と形状
デバイス切り替え用のボタンが押しやすい位置にあるのが特徴で、頻繁に切り替える方にはぴったりな設計です。
位置的に戻るボタンと間違えそうですが、実際には切り替えボタンは戻る・進むボタンよりも引っ込んでいる(ボタンが浅い)ため誤入力は起こりにくいです。
重量
本体重量は87gとまあまあ軽量級です。バッテリー内蔵にしているのでサイズの割に軽いです。これ以上軽量なものとなるとゲーミングマウスですね。
重量バランスも悪くなく、ちょうど中心くらいに重心があって、掴んで持ち上げるのも苦にはならないです。
機能
マルチペアリング
3台デバイスに同時に(2.4GHz USBワイヤレス+Bluetooth×2)ペアリングできます。Windows・Mac・iPadOS・Androidで利用可能。
Windows(デスクトップなど)にはUSBレシーバーでの接続、Macやタブレット等のデバイスにはBluetoothで繋げておけるのが便利で、切り替え速度も1~3秒くらいでつながりますね。
ただ、Bluetooth接続では「BT 5.0 Mouse」「BT 3.0 Mouse」という名前で出てくるのが分かりづらいですね。
Bluetoothの接続方法
Bluetooth 1か2を選んだ状態でデバイス切り替えボタンを3秒以上長押しすることでペアリングモードになります。(初回は自動的にペアリングモードになる)
静音クリック
左右クリックとスクロールホイールは静音仕様のため、周りを気にせず操作できます。
ただ、他の静音マウスと比べると若干音が出る気はしますね。「コクッ コクッ」という音質で通常のマウスの「カチカチ」音と比べれば半減するくらいのイメージです。
完全に無音なマウスとしてはロジクールM550・650・750あたりが優秀でした。
クリック感という点では左右クリックはそれなりのフィードバックがあります。スクロールホイールは抵抗感があまり無いが好みが分かれそうな仕様です。
戻る・進むボタンは静音ではないですね。これはほとんどの静音マウスが抱える問題です。
バッテリー持ち
USB-Cによる充電が可能なリチウムイオン電池搭載で、1回フル充電すれば4ヶ月間が使えるというのが公証値となっています。(1日2時間の連続使用)
ざっと計算するとフル充電で240時間駆動可能という感じで、電池持ちは悪くないと思います。※充電中でも使用できます。(有線接続にはならない)
価格
Amazonで2,500円程度で手に入るリーズナブルな価格設定が魅力の製品です。有名メーカーでは5,000円前後のクラスの機能ではあります。※価格が安い理由は弱点の項目で扱っています。
弱点
トラッキング性能は高くない
Arteck マルチデバイス ワイヤレスマウスの弱点として、赤LEDの光学式のためトラッキング性能がそこまで高くない点です。
木目の残っている机だと若干カーソルが揺らぎますし、ガラス面では動作しません。このあたりが価格の安さに直結している感じがします。
最大解像度(DPI)も2400とそれほど高くないので、4Kなどの高解像度モニターとの相性はあまりよくないです。
ちなみにArteck マルチペアリング ワイヤレスマウスは、iCleverのMD167とほぼ同タイプでカラーリング違いです。OEM元が同じなのでしょう。
iClever製のマウス(MD172)も一度購入したことがありましたが、基本性能は同じな感じがしました。
ボタンカスタマイズはできない
Arteckというブランドはロジクールなどの大手メーカーとは異なり、専用のソフトウェアなどは存在しません。
とはいえ、基本機能のままで使うには十分ですし、価格的にも多くを求めるものでは無いかなと思います。
ただ、Arteck自体はしっかりしたコスパの高い製品を出しており、技適なども通して販売しているブランドなので、信頼性は十分と感じます。
Amazonで比較的信頼できる中華ブランド:Arteck・E-win・iClever・UGREEN
スリープ状態が発生する
そこまでの弱点とは言えないですが、マウススリープ機能が実装されていて、しばらくするといずれかのボタンを押さないとマウスが反応しなくなります。
バッテリーの長寿命化のための設定だと思いますが、デメリットとして意図しないタイミングでのスリープにより一瞬ですが思考が妨げられる可能性があります。
スリープ復帰にはマウスを動かす以外のどれかのボタン(スクロールホイールでも可能)を押せば即戻ってきます。
ロジクール M750との比較
機能的には近いM750との比較をしてみます。価格はM750が約5,000円程度と2倍高います。(M750はMサイズとの比較です)
類似点
- 3台同時接続可能
- 接続方法:2.4GHz無線&Bluetooth
- ボタン数:6+スクロールホイール(Arteckはデバイス切り替えボタンあり)
- クリック静音ボタン(静音性能はM750が上)
相違点
Arteck | Logi M750 | |
---|---|---|
トラッキング性能(DPI) | 最大2400 | 最大4000 |
サイズ | 105×65×40(mm) | 108.2×61×38.8(mm) |
重量 | 87g | 103g ※Mサイズ |
バッテリー | バッテリー充電式 | 単三乾電池 |
価格 | 約2,500円 | 約5,000円 |
ソフトウェア | なし | Logi Option+ |
値段差2倍程度ある製品ですが、基本的な機能は似ています。静音のクリックや3台の同時ペアリング、ボタンの数までは一緒です。
ただ、静音能力の違いやトラッキング性能、専用ソフトウェアによるカスタマイズが可能な点などはロジクールM750が高いだけあります。
というか、5,000円で機能はハイエンドクラスと変わらないM750もコストパフォーマンスは非常に高いマウスです。
その半額に抑えて、基本的な機能を載せたArteck ワイヤレスマウスの利点あり、個人的にはM750より軽量で掴みやすい(右利き用)のは強みです。
まとめ
メリット
Arteck マルチデバイス ワイヤレスマウスのメリットをまとめます。
- 2,500円程度とお手頃価格
- 3端末同時ペアリング可能
- 静音クリック
- 比較的軽量(実測87g)
- サイズは中くらいで握りやすい
デメリット
Arteck マルチデバイス ワイヤレスマウスの弱点は
- 光学式の赤LEDのためトラッキング性能があまり高くない
- ボタンカスタマイズはできない
- スリープ機能は好みが分かれる
複数端末を利用しており、日頃そこまでマウスを酷使しないなら、Arteck ワイヤレスマウスはコスパが高いです。
注意点はトラッキング性能は高くないので、ガラス以外で表面に凹凸の無い机かマウスパッド上で使うのが前提という点です。
日常的にマウスを長時間ゴリゴリ使う場合や4Kモニターなどの利用時にはArteckよりもロジクールM750などのようなミドルクラス以上のマウスをおすすめします。
とはいえ、Arteck製マルチデバイス ワイヤレスマウス MD167はコストと機能のバランスが良く、ライトに使うにはちょうど良いモデルです。
同じArteckの2.4GHz無線限定モデルは1端末だけで使えるバージョンで価格も安いです。
さらに、カラー違いで同じ番手MD167のiClever製も価格的にはほぼ同じでデザインの好みで選べますね。