ProtoArc EM01 NL【高機能&高コスパなトラックボールマウス】
トラックボールマウスの中華製品としてProtoArc EM01 NLを購入レビューしてみます。
価格的にロジクールの売れ筋トラックボールマウスのM575よりも低価格かつ多機能な製品ですが、実際に比較してみます。
ProtoArc EM01 NLのスペックやデザイン
スペック
- ボタン数:7
- DPI:200~1600の5段階可変
- 対応OS:Windows・mac・iPad
- 接続方式:Bluetooth×2・2.4GHz無線(マルチペアリング)
- 内臓バッテリー:900mAh
- 充電方式:USB-C
- 本体重量:約188g
- 付属品:本体、USBレシーバー、USB A to Cケーブル、取扱説明書
全体的なデザイン
全体的には「ロジクール MX ERGO」に限りなく近い形状ですが、クリック部分やボタン等のデザインは結構違っています。
<ロジクール MX ERGO Amazon画像>
上からの画像で比べてみても形は相当似ていますね。新型のMX ERGO「S」も形は全く一緒なのでこれはある意味完成された形状なのでしょう。
また、本体傾斜を0°か20°を選べる機構もMX ERGOと同じなのですが「ここまで寄せて大丈夫なのかな?」と感じつつ、やはり使いやすい機構です。
高級感はそこまで無いけど個人的には好き
購入したのは「くろつるばみ」(黒に近い濃いねずみ色。喪服に用いる。by goo辞書)というカラーでボールの色合いが暗めのグレーです。
そのほかは基本的にブラック統一でシックなデザインです。ProtoArcのロゴが少しだけ主張しますが、そこまで目立たないですね。
マウスホイールは左右が金属(?)か、メッキのシルバーに中央はラバー素材が使われています。
基本プラスチックな外装
ここが好き嫌いが分かれるポイントかもしれませんが、外装のほとんどがプラスチックそのままに艶消し処理をしています。
個人的には、べたつかないし蒸れにくいのが好きなので、ラバーっぽい素材よりこちらが好みです。(MX ERGOは表面にラバー素材を使っていて、質感が高いです。)
左右クリックボタンは恐らくクリアのプラスチックにラバーかウレタン系の塗装がされている感じです。
底面も厚めのプラスチック素材が使われており、ボール取り外し用の穴が開いています。技適マークもあり、この辺りもしっかりしてます。
機能
DPI変更
DPIを200・400・800・1200・1600にボタンで切り替えることができます。ボール右上の2つのボタンでDPIを上下可能です。
個人的には400DPIで固定して使のがちょうど良かったです。左側ボタンでDPIを一段階上げ、右側ボタンで一段階下がります。
ボタン位置的に間違えて押してしまいそうな場所ですが、意外とそうでもなくてむしろ結構意識的に押しに行く必要があり、頻繁に使うには慣れがいりますね。
そのすぐ横の赤色LEDの点滅回数で現在のDPIを確認することも可能です。(1回点滅:200DPI~5回点滅:1600DPI)
1200や1600DPIは高解像度モニターでないと扱えないレベルで高感度になります。
本体傾斜可変機能
EM01 NLは、トラックボール界のトップクラス機種であるロジクールMX ERGOと同じく0°と20°の角度調整が可能な機構が搭載されています。
ただし、天板がプラスチック素材で取り外し不可で底面も若干滑るため、MX ERGOほどの安定感はないです。(価格を考えれば十分ですが)
個人的には20°の傾斜を付けた状態で使うのが手首などに一番負担が少なく使いやすいです。
3端末切り替え機能
USB無線×1台とBluetooth×2台があり、同時に3台デバイスに接続可能です。(Bluetoothのバージョンは5.0)
USB子機を収納するスペースは無いので、無くさないよう気を付ける必要はありますね。(WindowsデスクトップではUSB子機で使うのが個人的好み)
充電はUSB-C
EM01 NLは900mAhのバッテリー内蔵で、USB-Cによる充電が可能です。(USBケーブルは付属していますが充電器は別途必要)
ただ、USB-Cの差込口のクリアランスが結構狭く、ケーブルを選ぶのが注意点です。もちろん付属のケーブルは問題なく使えますが、少しでも幅広なケーブルだと使えません。
静音クリック
左右クリックは静音スイッチで「コツコツ」という音で静かに作業できるマウスです。(ロジクールの新型もすべて静音になった)
進む・戻るボタンもほぼ静音ですが、スクロールホイールは若干カリカリと音が鳴ります。ホイールクリックも静音ではないです。
人気トラックボールERGO M575との比較
トラックボール界隈では有名なロジクール ERGO M575(旧製品)と比較してみます。(ボールは他社製に交換済み)
M575はかなり売れたトラックボールマウスで、これを真似た製品もいくつかでていたりします。価格はProtoArc EM01 NLの方が若干安いか同じくらいの値段帯です。
本当はMX ERGOと比較するのがいいのかもしれませんが、正直値段帯が違い過ぎるのと単純に私の手元にないので同値段帯で実機のあるM575との比較となります。
ボールの動き
どちらもかなり高精度かつスムーズな動きをします。好みの問題というくらいの差しかないと思います。
どちらも、支点となっている3か所が綺麗な状態なら、ほとんどというか全く引っ掛かりなくスムーズに動きます。
ボール自体も精度が高く、M575のものや他社製のボールと交換してみてもほとんど操作感は変わりませんでした。
ボールの取り外しはM575がしやすい
トラックボールマウスは時々ボールを取り外しての清掃が必要になります。M575は裏面から指で押せば簡単にボールを外せますが、EM01 NLは細い棒で押さないといけないです。
これがボールペンだと微妙に足りず、割りばしなどで押すのが良いのかな…という微妙過ぎるサイズの穴なんです。
機能
角度調整の有無
機能面でProtoArc EM01 NLが優れている点として、角度を2段階に調整できることです。
ロジクール M575の場合はもともとの傾斜角から動かせません。ただ、この角度も絶妙なので普通に馴染むのが流石といったところ。
とはいえ、15,000円くらいする上位機種のMX ERGOの機能が3分の1程度の価格のEM01 NLに搭載されているのは恐ろしいです。
マルチペアリング機能
EM01 NLはUSBレシーバーとBluetooth×2の計3台のマルチペアリングが可能です。
M575(旧型)はUnifyingレシーバーでとBluetoothの2台を切り替えることができました。
しかし、M575 SP(新型)は新しいLogi Boltレシーバー「か」Bluetoothのどちらかにしか接続できません。(※なぜかダウングレードした要素)
複数台のPCやタブレット等と接続したい場合にはEM01 NLのマルチペアリング機能は強いですね。
拡張性
EM01 NLは左右クリック・進む・戻るボタンや、ホイールクリックなどの基本的なボタンに加えてDPI変更ボタンが2つと、センターにあるのは端末切り替えボタンです。
ただ、EM01 NLは専用のソフトウェアは無く、デフォルトのまま使うかフリーソフトで機能を弄るなど工夫しないといけません。
ERGO M575は専用ソフトウェアの「Logi Option+」で細かな設定が可能なのが強みです。
※ボタン数はERGO M575が5つ、EM01 NLが7つですが割り当てを気軽に変えられるのはERGO M575ですね。
どちらもホイールにはチルト機能はないですが、左右スクロールはShift+スクロールで出来るので気にならないです。
コストパフォーマンス
ロジクール ERGO M575は発売当初から売れ筋のトラックボールマウスで、今もそうですが円安の影響もあり価格はEM01 NLと同じか若干高いです。
機能的にEM01 NLが優れている部分がありつつ価格も抑えられているため、コストパフォーマンスはEM01 NLの方が高い感じがします。
とはいえ、ロジクール製品という安心感や完成度の高さ、ソフトウェアの使いやすさなどからトラックボールで最初に選ぶならERGO M575をおすすめします。
※M575の新型は静音クリックになりLogi Boltに対応しましたがマルチペアリングは不可になっています。
旧製品:
ロジクール トラックボール M575S Bluetooth Unifying
新製品:
ロジクール 静音 トラックボール M575SPGR Bluetooth Logibolt
トラックボールマウスに慣れた方で他のものも試してみたい、もしくは普通に安いし良さそう、という感覚でEM01 NLを選ぶのも普通にアリです。
どちらのマウスも完成度はとても高く「トラックボール」自体に慣れてしまえば(当然合わない場合もある)満足できる製品です。
まとめ
以上「ProtoArc EM01 NL」の購入レビューでした。
まとめるとロジクール MX ERGOのデザインをほぼ踏襲して、カスタマイズ性は低くも十分扱いやすくて低コストなトラックボールマウスです。
売れ筋のロジクール ERGO M575との比較でもコストパフォーマンスの高さが光り、いわば「MX ERGOもどき」ですが実力は本物です。